top of page

堺市の生息地ポテンシャルマップについて
ネイチャーポジティブ社会化を目指した地域の生物多様性ネットワークの可視化

当社は、堺市より「堺市スタートアップ実証推進補助金」の交付を受け、2024年秋より実証実験を行ってまいりました。

​この実証実験は、土地の湿潤度や緑被地などの様々な地形データ(GIS)をベースに、土壌の微生物DNA解析結果と生物の専門家の知見を組み合わせることで、ビオトープを作るのに適したエリアを予測できる”生物多様性ポテンシャルマップ堺市版”を作成、マップの有用性について検証するものです。

​当社のマップアプリ biomap に堺市のポテンシャルマップが実装されましたので、ぜひ成果をご覧ください。

生息地ポテンシャルマップ作成プロジェクト

都市における取り組み_生物のネットワーク.png
水環境における取り組み_干潟.png
森林における取り組み_生物多様性ポテンシャル.png
​生息地ポテンシャルマップとは

生息地ポテンシャルとは、様々な生き物が生息できる環境として、条件がどれだけ整っているか、という「適性」を数値化したものです。

私たちの住む地域のどのエリアのどんな環境に、どんな生き物が生息できるか、ポテンシャルを地図上に可視化(マップ化)します。

そうすることで、私たちの身近にどのような生き物たちが共に生きているのか、どのエリアに棲み分けしているのか、またエリア間で生き物の交流があるのか、など、地域の生物多様性や生態系について、様々なことが分かります。

多様な生き物を守る

気候変動を抑える

心のよりどころを作る

災害から地域を守る

水資源を守る

学習の機会を作る

地域の生物多様性を知る意味

地域の生息地ポテンシャルを知ることは、単にそこに住む生き物がどれだけいるのかを知る、というだけには留まりません。

多くの生き物が住む豊かな自然環境は私たち自身の生活や社会に、様々な機能(※生態系サービスといわれます)を提供してくれます。左図は代表的なサービス項目です。

我々が住む地域の生態系サービスのポテンシャルを知ることで、より豊かな環境や社会を形作っていくためのヒントを得ることができるのです。

​ポテンシャルマップ見方の例

緑地間ネットワーク01.png

テキストです。ここをクリックして「テキストを編集」を選択して編集してください。

わたしたちの取り組み

生物多様性ポテンシャルマップを用いれば、森林の中に入り込み、小さいものは微生物から大きいものは樹木まで、様々な生き物で構成されるネットワークを体験することができるます!

農業における取り組み_産地特有の微生物を特定.png

微生物の構成するネットワークを農業に用いれば、農薬の使用を減らしたり収穫量を増やしたりと様々な効果が得られるんだ!

bottom of page